2011年3月24日木曜日

「 HOPE 」開催にあたって。

「HOPE」開催にあたって
まず、はじめに
「春の彩音〜zion〜」が結果として
中止とい う決断をせざるを得なかったことを、
改めて皆様にお知らせするとともに、
重ねて深くお詫び申し上げます。

「春の彩音〜zion〜」5周年の開催に向けて、
沢山の方々の協力を頂いてきましたが、
開催実施まで到達出来なかった事は、
自分自身の力不足であると痛烈に感じております。

楽しみにしてくれていた皆様。
期待してくれていた皆様。
出演依頼をさせて頂いた皆様。
出店依頼をさせて頂いていた皆様。
プロモーションをサポートしてくださった皆様。

関わってくださったすべての皆様に、
申し訳ない気持ちでいっぱいです。
誠に申し訳ございませんでした。

協力してくれた皆様には、
時間が掛かっても、
ひとりひとり直接謝りたいと思っています。

また、皆様ひとりひとりと再び会えるような場を、
これからも作っていきたいと思っています。


地震発生後、「彩音」開催に向けて動くなかで、
本当に数多くの方々と会い、話してきましたが、
人それぞれ、様々な環境や立場や考え方がある中で、
それぞれに今を一生懸命生きているのだと、強く感じました 。

皆様の姿に刺激も受け、
自分自身も、今を一生懸命に生きたいと
改めて思いました。

同時に、この震災を通して
今までの日常では気づけなかった事に
気づくことが出来ました。

まず、何よりも
自分にとって今できる事は、
音楽を楽しめる場を、皆と作り上げる事だと確信しました。

「普段」の生活をする事さえ難しい
地震発生後から続く「自粛」ムードのなか、
元気に行われるいくつかのパーティに足を運び、
そこで唄い、演奏するミュージシャンの姿を見てきました。

困難な状況のなか、
様々な場所に繋がりを持つミュージシャンが、
様々な事を思う中で放たれる音楽に、
とても多くの勇気や力を貰いました。

自分自身も、
やはりそれこそが生きる上での活力なのだと、
強く実感しました。

そうした生の音楽をどうしても今、
今だからこそ、
多くの人に感じてもらいたいと思うようになりました。

音楽から、勇気や希望を貰って笑顔を共有し
今ある不安を少しでも軽減し、
明日や未来に希望を持てる事が
「HOPE」にご来場頂ける皆様の
生きる活力になればと思っています。

地震発生後、
横浜の仲間と共に支援物資や募金を募り、
仙台や盛岡にいる仲間に物資を直接発送して託したり、
そうした活動を続けてきました。

信頼出来る仲間と顔を合わせ、
お店に集い、話し、
そうした動きをすることで、僕自身も勇気と元気をもらっています。

人に会うことで、自然と笑顔になる自分がいます。

そのなかで僕は、
僕らに笑顔や元気が無ければ、
復興を目指す被災地の方々の力にもなれないのではないか?
と思うようになりました。
イベントの企画者としてではなく、
ひとりの人間として、素直にそう感じました。

今、僕が心から伝えたいのは、
とてもシンプルなことです。

音楽を聴いて、人に会って、
笑顔になって、元気に日々の暮らしをおくりましょう。
ということです。

それが、結果として皆の希望になれば良いなと、
そしてまた、その希望が誰かに伝わればいいなと思っています。

そのために、急遽ではありますが
今の自分に出来ること、今の自分がしたいこととして
「HOPE」の開催を決めました。

これが僕が「HOPE」に込めた願いのような思いです。

今回の「彩音」での経験を、
僕は絶対に忘れません。
必ず今後に活かしていきますので、
皆様引き続き宜しくお願い致します。

この短い期間のなか、
「HOPE」開催に向けてサポートして下さった皆様、
快く出演を決めて下さった出演者の皆様に感謝しております。

また、「彩音」中止の発表後も、
“また次を楽しみにしてるね”と
あたたかい声をかけていただいた皆様にも、
心から感謝しています。

現実問題として今、普段の暮らしが出来、
「HOPE」に来れそうな皆様、
くれぐれもご無理の無いよう遊びに来て下さい。
当日、お会い出来る事を楽しみにしております。

HOMERUN SOUND/MAR

0 件のコメント:

コメントを投稿